この記事の要点
- もくもく会は、それぞれが自分の作業を持ち寄り、同じ時間に黙々と進める会です。教え合いや発表はしません
- 主催がすることは、日時・場所・ルールを決めることと、当日の始めと終わりの声かけだけです
- 続く会にするコツは、決まった曜日と時間に開く・始めにやることを宣言する・終わりに一言で報告する・無理に話さないことです
もくもく会とは
もくもく会は、参加者がそれぞれ自分の作業を持ち寄り、同じ時間に黙々と進める会です。プログラミングの勉強会の文化から広まり、今では資格の勉強、仕事、執筆、イラストなど、いろいろな作業で開かれています。
勉強会と違って、誰かが教えたり発表したりはしません。やることは人それぞれで、同じ時間に集まること自体が目的です。ひとりだと先のばしにしてしまう作業も、「この時間はみんなでやる」と決まっていると取りかかれます。
オンラインで開けば、移動がいらず、遠くの友達とも参加できます。会場を借りる必要もないので、少人数でも気軽に始められます。
主催の準備
1. 日時と長さを決める
はじめは1〜2時間がおすすめです。長すぎると参加しにくく、短すぎると作業に入る前に終わってしまいます。平日の夜(21時〜22時など)や、週末の午前が集まりやすい時間です。
2. 場所(ツール)を決める
みんなが集まる場所を1つ決めます。通話ツール、チャット、一緒に作業できるアプリなどがあります。選び方はツールの選び方で説明します。
3. ルールを決めて、先に伝える
カメラやマイクはオンかオフか、途中の参加や退出はしてよいか、雑談はいつするか、を決めておきます。最初に伝えておけば、参加する人が迷いません。続く会にするためのルールも参考にしてください。
4. 声をかける
友達や同僚、勉強仲間に「毎週水曜の21時から、1時間だけ一緒に作業しない?」と声をかけます。最初は2〜3人でも十分です。
当日の進め方(タイムテーブル例)
1時間半ほどの会の例です。作業の時間は、ポモドーロ・テクニックで25分ずつに区切ると、集中と休憩のリズムがそろいます。
| 時間 | すること |
|---|---|
| 21:00〜21:05 | あいさつと、今日やることの宣言(チャットで一言ずつ) |
| 21:05〜21:30 | 作業(1ポモドーロ目) |
| 21:30〜21:35 | 休憩 |
| 21:35〜22:00 | 作業(2ポモドーロ目) |
| 22:00〜22:05 | 休憩 |
| 22:05〜22:30 | 作業(3ポモドーロ目) |
| 22:30〜22:35 | 今日の報告(どこまで進んだかを一言ずつ)、次回の確認 |
主催がするのは、始まりと終わりの声かけだけです。作業中は主催も自分の作業をしてかまいません。
続く会にするためのルール
- 決まった曜日と時間に開く:「毎週水曜の21時」のように固定すると、予定を合わせる手間がなくなり、習慣になります
- 始めに、やることを宣言する:「英単語を100個」「ブログを1本」のように具体的に書くと、やり切ろうという気持ちになります
- 終わりに、一言で報告する:できなかったことを責めるのではなく、「ここまで進んだ」を共有します。宣言どおりにいかなくても大丈夫な雰囲気が、続く会のいちばんのコツです
- 作業中は話さない:雑談は休憩や最後の時間にします。話したい人と黙っていたい人が、どちらも気持ちよく参加できます
- 途中の参加と退出を許す:仕事や家の用事で遅れる人も来やすくなり、参加者が減りにくくなります
- カメラはオフでよい:顔を出さなくてよいほうが、気軽に参加できます
ツールの選び方
| ツール | よいところ | 気をつけること |
|---|---|---|
| 通話ツール(Zoom・Discord・Google Meet など) | 多くの人がすでに使っている。人数が多くても開ける | マイクやカメラの扱いを決めておく必要がある。声を出せない時間や場所では参加しにくい |
| チャット(Slack・LINE など) | 声も顔も出さずに参加できる。宣言と報告の記録が残る | 一緒にいる感じは薄め。作業中についチャットを見てしまいやすい |
| 一緒に作業できるアプリ | 声を出さずに、ほかの人が作業しているかが見える。タイマーや記録がついているものもある | 参加者全員にアプリを入れてもらう必要がある。アプリによって人数の上限がある |
Focus Cafe でもくもく会を開くなら、主催が部屋を作って、参加する人に招待コードを送ります。1つの部屋に20人まで参加でき、同時に座れるのは8人までです。タイマーは一人ひとりのものなので、遅れて来た人も自分のペースで始められます。休憩のときは、部屋の中の文字のチャットで宣言や報告ができます。
よくある質問
もくもく会と勉強会の違いは何ですか?
勉強会は、誰かが教えたり発表したりして、同じことを学ぶ会です。もくもく会は、参加者がそれぞれ自分の作業を持ち寄り、黙々と進める会です。教え合いや発表はしません。
もくもく会は何人から開けますか?
2人からでも開けます。少人数のほうが気軽に始められ、続けやすいこともあります。人数が増えてきたら、宣言と報告をチャットにまとめるなど、進め方を軽くしていきましょう。
もくもく会でカメラはオンにするべきですか?
決まりはありません。カメラをオンにすると一緒にいる感じは強くなりますが、参加のハードルが上がります。続けやすさを優先するなら、カメラはオフでよいことにして、宣言と報告で様子を伝え合うのがおすすめです。
オンラインもくもく会はどのくらいの長さがいいですか?
はじめは1〜2時間がおすすめです。25分の作業と5分の休憩をくり返すポモドーロ・テクニックを使うと、2〜3回分で区切りよく終われます。